2026年4月14日火曜日

一次元の挿し木 松下龍之介

出ましたねー。出来立てホヤホヤの新人作家さんの作品です。SNSで話題になっていたとか。私は以前instagramやってましたが、日本の小説の話はしたことがなかったので知りませんでした。店頭に並んでいて目についたので購入しただけです。

が・・・なんとも恐ろしいお話、200年前の人骨から失踪したはずの義理の妹のDNAと一致するなんて。怖いですねー。何がどうなって?という疑問。主人公・悠(はるか)が解明していくんですけど、色々入り組んでいく物語。途中で気持ち悪い文章も出てきますが最後まで一気読みでした。途中でやめることが出来ないミステリー。義理の妹の紫陽(しはる)を追いかけていく、だんだん明かされていく謎の真相。うーん、いいですねー。是非手に取って読んでみてください。これ以上はネタバレになっちゃうので書きません(笑)。

2026年4月11日土曜日

博士の長靴 瀧羽麻子

久々に読書したくなって、店頭で見つけた作品です。瀧羽さんの作品は私も好きでよく読んでます。タイトルがいつも面白いのです。親子3代に続いて気象について学んでいく男たち。特におじいさんの気象に対する熱量はすごい。ここまで夢中になれることがあるなんて羨ましいです。お天気のことなら何でも知っている博士。一つのことに、これだけ一生懸命になれるなんて羨ましい。博士の奥様も何も言わずついてきたのは同じ女性として尊敬できるところがあります。長靴は始めは女中の方にその家の息子さんからいただくシーンがありましたが、どういうわけかそこで終わり、二十四節季ごとにお祝いをする習慣があるのは微笑ましいことでした。でも、一つだけ気にいらないところが個人的にありまして、息子さんの和也さんが不倫をすることです。私は恋愛は自由ではあると思いますが道を踏み外すのは良くないと思っているのでここはちょっと好きではありませんでした。まあ、そんなことは置いておいて兎に角、博士の熱量とその周りの人たちの物語は心温まるものでした。ちょっとほっこりしたい時にお薦めです。

2026年4月9日木曜日

流浪の月 凪良ゆう

 

初読み作家さんです。読んでいてとても切ない気持ちになりました。「家族でも恋人でもない文だけが居場所をくれた。」
この一文がとても印象に残りました。居場所って人それぞれですよね。でも主人公には居場所がなかった。とても読んでいてもどかしい。また他の作品は読んだことがないので、どういう特徴のある作品を作られているのかわかりませんが、機会があれば読んでみたいと思わされる作家さんでした。