この作品は何度も読み込んでいるので、内容はよくわかっているのですが、映画化さてからまた読み始めた作品です。この作品を読んでいる時はお茶のことなんてよくわからない著者がお茶を通して自分を知るということを教えてくれたことです。私も茶道のことはよくわからないので何とも言い難いですが、一つ一つの動作に意味があり、お茶をたてる人によって味が変わり、なぜこの動作が必要なのかとか意味はないけど、自分で意味を見つけるということではないでしょうか。私自身、何かを見失いかけた時はなぜかこの作品を手にすることが多いです。どうすればいいのか、自分は何をしたいのかなどなど。特に理由はなくても読んでいる作品です。作品中に出てくる言葉で「お茶で四季を感じる」「移ろいを感じる」とても素敵な言葉です。そして、きっと一番難しい「無になる」ということ。私は無になることなんて出来ない人ですが、著者は少しずつ身に付けていきます。私は正直とても著者が羨ましかったです。身近にこんなに優雅で知的なお茶の先生がいらっしゃるなんて。お茶を習うというのはそれなりの覚悟がいるのでは?と思いました。だってお茶といえば、裏千家とか表千家とか色々あるじゃないですか。私はその辺りのことがよくわからないし、そもそも表・裏って何?と思っているところからお茶に向いてない気がしました。ただ、この作品の良いのはお茶を通して人生とは?ということを教えてくれるところです。人生は一度きりなのだから。そう思うとまた読んでみたくなります。
もし、何かに迷われたりしたら是非この作品をお勧めします。とてもためになることが書かれていますから。映画も樹木希林さんが出演されていて、内容も若干映画化となってとらえ方が違いますが、良かったです。是非是非、おススメさせていただきます。
<きょうのつぶつぶ>
「きょうのつぶつぶ」とは毎回書いているブログ記事の後記みたいなものです。もしよろしければ、合わせて読んでみてくださるとうれしいです。
今日は先日再読した本を紹介させていただきました。今はコロナの影響で自由に旅にも行けないし、行動制限されているのでStay Home ですが、こういう時だからこそ、読書ってとても素敵な時間を過ごせると思うのです。コロナのせいで外出があまりできなくてストレス溜まってる方いらっしゃると思いますが、大人も子供も読書の習慣をつける絶好の時だと思いませんか?私はもともとが読書がない一日なんてあり得ない人なので、結構読むのが好きです。世の中にはまだまだ知らない世界がたくさんあります。自由に旅は出来ないかもしれませんが、次回は旅にまつわる作品をご紹介できるといいなあと色々考えています。
それでは皆様良い夜を~♬
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